結婚している女性や、派遣、契約、アルバイト、パートタイムなど、様々な雇用体系があるなかで、年収100万円未満の方も増えてきています。
クレジットカードを作る際には、「安定した収入があること」などの前提条件があり、自分がそれに該当するのかどうかわからないまま不安な思いをした経験があるんですね。
いくつかポイントがありますので、下記にまとめてみました。
クレジットカード会社が特に重視しているポイント
クレジットカード会社が与信(審査を行う事)業務をする場合、正社員かそれ以外の雇用形態と比較した場合、やはり不安定とみなされるケースが多く、結論からいうと「正社員と比べれば」カード審査は通りにくいといえます。
しかし、クレジットカード会社では上述の「安定した収入」を得ているかどうかというポイントを見ており、逆にいうと安定した収入さえあれば、年収が低くても総合的に見て返済能力があると判断されればカードの審査は通るということです。
1点注意しなければいけないのは、クレジットカードの過去の使用実績です。(クレジットカードヒストリー、クレヒスとも言われる)クレジットカードを以前契約していると個人の利用履歴を含め支払遅延、滞納、債務整理などの事故情報が記載されてしまいます。
これらのマイナスな情報は「ネガティブ情報」と呼ばれ個人の信用度を著しく低下させるため、クレジットカードの審査に通りづらくなります。
もちろん、支払能力が認められ、安定した収入が見込まれる場合に審査が通ることはありますが、審査が不利になることは間違いないため、そのようなことがないようにカードを利用する際には、きちんと自分の収入と照らし合わせて返済をしていくことが大切ですね。
派遣、アルバイト、年収100万円以下の場合の注意点
話を雇用形態の話にもどしましょう。
基本的には、クレジットカード会社の審査で重要される属性は
- 安定した収入(年収)
- 所属企業の規模
- 勤続年数
- 居住年数
の4項目が重要とされています。
正社員以外の雇用形態は以前は、あまりクレジットカード会社からは歓迎されていませんでしたが、最近では、フリーランスやノマドワーカーなどを含め自由な働き方が世に認められつつあるため、近年では正社員以外の雇用形態のかたでも、それほど不利ではなくなってきました。
もっというと、上記の収入/企業規模/勤続年数/居住年数/が各々のカード会社の基準に合致すれば、ほとんどの一般カードを作る事が可能といわれています。
補足をすると、年収は高ければ高い方が信頼度が上がるため、審査が有利なことに違いはありませんが、最も大切なことは「現在の収入で」返済能力がきちんとあるか、どうか。というところが重要とされています。
そのため年収が低い場合はカード会社によってはお申込み時にキャッシング枠を0にすると若干クレジットカードの審査が通りやすくなるということがあるようです。
また、いくら自由な職業や雇用形態でもクレジットカードの審査が通りやすくなったとはいえ、メインの収入にパチンコやスロット、競馬・競輪などのギャンブル的な要素がある場合は「安定した収入」とは見られないため、お気を付けくださいw
現在のクレジットカード会社の考え方は一律のステータスの高さよりも上記のような総合的な判断で審査をしているため、派遣・アルバイト・主婦・学生など様々な層の方々がカードを申込み取得している実績が増えてきました。
とはいえ、収入/企業規模/勤続年数/居住年数/の4要素のスコアが高ければ高いほどより有利に審査を進めることができるため、不安な方は少しでも要素のを上げるための努力をしてみてはいかがでしょうか。
申告内容を見直そう!
最後になりますが、年収が低かったり、正規雇用以外の雇用体系の方の場合、クレジットカード会社によっては、審査ラインギリギリの方もいます。その際に年収などの虚偽申告があると、完全に信用度が下がってしまうため、審査におちてしまうケースがあります。万が一審査に通ったとしても、後で利用停止などの重たい処分を受ける場合もあります。
カードの利用停止処分などはクレジットカードの事故情報に記載される場合がありますので、他のカード審査にも通らなくなる危険性があります。クレジットカードだけでなく、金融機関への申込みをする際には申込み内容をきちんと確認し、虚偽と疑われないようにする必要があります。
特にクレジットカードの申込書は最近は「収入証明不要」などのうたい文句で、自己申告で年収を記入するクレジットカード会社も少なくありませんが、不自然に思われて、契約直前に給与明細や昨年の源泉徴収などを求められる場合があり、その際に虚偽が発覚してしまい、発行できるはずのカードが発行できない。といったケースもあるようです。