投資信託って何?~プロにお任せの資産運用

投資信託って何?~プロにお任せの資産運用 基本情報

NISAの導入で投資信託が人気です。投資信託は少額から始めることができる上に、プロに投資をお任せすることができるため、初心者に人気の投資商品になっています。今回は投資信託とは何か?そして上手く投資信託と付き合っていくためのコツは何かをご紹介していきたいと思います。

投資信託って何?

投資信託とは、一般投資家から集めた資金を資産運用のプロが運用先を厳選して投資する金融商品です。一般投資家は投資先から得られる利益を「分配金」という形で享受することができます(インカムゲイン)。また、投資信託が値上がりした場合の売買益も得ることができます(キャピタルゲイン)。

投資信託の種類とそれぞれのメリット・デメリット

分配金重視の投資信託

毎月分配型など、投信の値上がりに期待するのではなく、分配金目当てに投資信託を購入するタイプです。分配金(インカムゲイン)目当ての長期投資向きの投資信託と言えます。
分配金重視型の投資信託のメリットは長期で安定的に運用しやすいことが最大のメリットになります。ですから初心者向けの投資信託は分配金重視方の投資信託ということになります。
デメリットはあまり大きな価格変動がないため、キャピタルゲインにはあまり期待することができないことがあげられます。

値上がりを重視する投資信託

新興国(ブラジルや中国)や国内でも新興銘柄に投資するなど、投資信託の値上がりを期待するタイプの投資信託です。
値上がり重視型の投資信託のメリットは短期でも大きなキャピタルゲインが期待する点にあります。このタイプの投資信託は株式の個別銘柄なみに価格変動が大きい特徴があります。
値上がり重視型の投資信託のデメリットはハイリスク・ハイリターンである点です。キャピタルゲイン目当てですから、自分でしっかりと売買ポイントを狙っていかないといけない点でも初心者向けの投資信託とは言えません。

インデックス・タイプの投資信託

インデックス・タイプの投資信託は日経平均やRIETなどの指数に連動する投資信託のことをいいます。
インデックス・タイプの投資信託のメリットは手数料が安いことがあげられます。またインデックス連動のため、価格が読みやすいというメリットも存在します。
インデックス・タイプの投資信託のデメリットは指数連動のため、大きなリターンが期待できないという点があります。また、分配金もあまり期待できないものが多くなっています(全く分配金がないタイプもあります)。

ただしどの指数に連動する投信を選ぶかで話は変わります。RIETなら、分配金が高く現在価格も安定しているので、初心者向けの商品だといえます。

実際投資信託に投資する場合の売買のコツ

買いポイント

分配金が高い投資信託は「分配落ち」で大きく値が下がる場合が多いです。ですから分配金が高い投資信託を買う場合は分配落ちを狙って買いを入れましょう。
また、投資信託は積立することができるので、貯金かわりに毎月少額を購入していくということもできます。ドルコスト平均法で購入単価が安定するので、初心者にお勧めの購入方法だといえます。

口座はNISAがオススメ

投資信託を購入する場合、インカムゲインにもキャピタルゲインにも税金がかからないNISA口座での購入をオススメします。NISAで購入することで、利益をまるまる手に入れることができるからです。

2018年から「積み立てNISA」が導入されています。こちらは投資信託のためのNISAシステムになっていますので、この積立NISAを利用してドルコスト平均法で上手く投資信託を運用することができます(ただし、積み立てNISAはRIET適用外になっています)。
まとめ
投資信託は初心者のかたでも気軽に始められる投資です。
NISA口座もうまく使い、投資を一歩を踏み出しましょう。