不動産投資がたった2,000円からできることをご存じでしょうか?不動産と言えば、一戸建てやマンションなど初期投資に大きなお金が必要なイメージがあります。ではどうすれば、2,000円から不動産投資ができるのか、その仕組みをご紹介していきたいと思います。
REITとは
REITとはアメリカ生まれの金融商品です。不動産投資にはオフィスビルや商業施設の建設など多額のお金がかかりますよね?いくら企業といえども、そういった巨額の資金を用意することは難しくなります。そこでREITが生まれました。多数の投資家から集めた資金を使って、オフィスビルや商業施設を建設して運用していこうという方法です。こうした仕組みを利用することで、投資家も不動産に間接的に投資することができます。
投資家には不動産からの賃料や不動産売買益が分配されます。またREITは上場しているため市場でも簡単に売却することもできます。
このようにREITに投資することで間接的に不動産に投資することができますので、REITに投資することは不動産投資であるということができます。
REITの種類
特化型タイプ
不動産に投資対象はオフィスビルや商業施設、ホテルなど様々な種類があります。特化型タイプはオフィスビルならオフィスビルだけと用途が決まっているタイプのREITになります。
総合型タイプ
総合型タイプの場合は1つの分野に限定することなく、様々な不動産に投資するタイプのREITになります。
特化型タイプの場合は投資対象が限定しているため、REITの価格状況をつかみやすいという利点があります。総合型タイプの場合は分散投資することでリスクを回避できるというメリットがあります。
REIT 投資のメリット・デメリット
REIT 投資のメリット
REITのメリットは現物の不動産投資と違って面倒な手続きなどがないことです。証券会社で簡単に売買することができますので、換金性も高いということができます。
また、現物不動産のように大家さんとしての仕事も全くすることなく不動産投資ができるのも魅力です。
しかもREITの場合、分配金(株式でいう配当金)が高いことがあげられます。現在3~6%の分配金がついています。しかも株式と違って不動産という現物の担保があるため、安心して投資することができます。
REIT 投資のデメリット
REITのデメリットというデメリットはあまりありません。しいて言えば、自分で現物不動産を所有することができないといった点でしょうか。特に現在底値圏のREITが多いため、インカムゲイン(分配金)目当てに投資した場合、高確率で負けることはないと思われます。
2,000円から投資できるREIT
REITには2,000円という超少額投資から買うことができるものがあります。それはREIT指数連動型ETFです。ETFのため簡単にネット証券からでも売買することができることも魅力になっています。
REIT指数連動型ETFとは、全てのREITの平均を指数化して売買される金融商品です。ですから、「どのREITにすればいいのか」と迷うこともなく投資することができます。また指数のため倒産リスクがない点も魅力的です。
iシェアーズ JリートETF(1476)
・市場価格 1,787円
・分配金基準日 2月、5月、8月、11月の各9日(年4回)
・売買単位 1口
・ 運用会社 ブラックロック・ジャパン株式会社
売買単位が1口からになっていますので、1,787円で不動産に投資できる商品になっています。気になる分配金ですが、年間4回3~4%になっています。
今回は超少額投資が可能なREITをご紹介しました。株式と違い不動産の現物担保があるため、株式やFXと比較してリスクが低い金融商品になります。しかも高配当なのもうれしいポイントですよね?現在REIT市場は底値圏になっていますので、オススメの金融商品です。REITで不動産投資デビューしてみませんか?