テクニカル分析って必要?~初心者のためのテクニカル入門

テクニカル分析って必要?~初心者のためのテクニカル入門 基本情報

株式売買でテクニカル分析ということを聞いたことがあるのではないでしょうか?イメージとしては自動売買ツールによるテクニカル売買などが一般的ではないでしょうか?実際にはテクニカル分析はそれほど難しいものではありません。今回はテクニカル分析についてご説明していきたいと思います。

テクニカル分析とは

株式やFXなどで過去の値動きを統計などを使って予測していく方法論のことです。こういうと難しく聞こえますが、実際は便利なツールがあるので、それを利用していくことになります。

テクニカル分析に必要なツール

テクニカル分析のためのツールはたくさんありますので、正直全部使うことはできません。今回は押さえておきたい最低限のテクニカル・ツールをご紹介していきたいと思います。

MACD

MACDは相場のトレンドを見るのに便利なツールです。基本的にMACDが上向きの場合は「買い有利」。MACDは下向きならば「売り有利」のトレンドになります。このようにMACDは一目で売買サインがわかるので大変便利なテクニカル・ツールになっています。
実際に株式売買で利用する場合はMACDで買いサインが出たら「買い」、売りサインが出たら利確をしていくことになります。
ただし売買サインに「フェイク」があるので注意していきましょう。具体的には「ゼロライン」より下でMACDが買いサインを出した場合はフェイクの可能性が高まるので注意が必要です。

RSI

RSIは相場の過熱感と売られすぎを判断するのに便利なテクニカル・ツールです。単位は1から100までになっています。一般的に40以下は売られすぎ(買い)、70以上は過熱感あり(売り)と言われています。あくまで一般論になります。JQやマザーズなどではRSIが100という銘柄も時々見かけるからです。あくまで「参考」参考程度に使うようにしましょう。
実際利用する場合は、利確の判断に悩む場合RSIから過熱感を見ていくことになります。JQやマザーズといった市場でもRSI90以上は過熱感があるのでどこで急落が来てもおかしくない状態です。そういった銘柄には近寄らないようにするのが大事です。

移動平均線(MA)

移動平均線は例えば5MAであれば、5営業日の株価の平均を表しています。その平均値をグラフ化したものがチャートと呼ばれています。
移動平均線の使い方ですが、下記のようになります・

移動平均線の使い方
・移動平均線の向き=相場のトレンド
・移動平均線の角度=上昇(下落)スピード
ですから、買いで有利な移動平均線は上向きで角度が大きい銘柄ということになります。このように移動平均線は銘柄選択の場面で便利なテクニカル・ツールになっています。

ボリンジャーバンド

ボリンジャーバンドも相場のトレンドを読むために便利なテクニカル・ツールです。ボリンジャーバンドの場合、1σまでがおよそ7割、2σまででおよそ95%の株価が収まるといわれています。95%と言えばものすごい数値ですよね。ですから。利確などに便利です。
実際には、買った株式を2σで自動的に利確する感じに使います。

なお、ボリンジャーバンドも万能ではありません。ボリンジャーバンドをはみ出してあげる銘柄も逆に下げる銘柄も存在します。そう言った銘柄は急騰・急落系の銘柄ですので初心者向けではありませんので、手を出さないほうが賢明です。
まとめ
見てきたように初心者でも簡単にテクニカルを使うことができます。テクニカルは相場参加者の多くが見ている指標ですので、テクニカルのポイントで株価が動くのが理解できてくると思います。ですからテクニカルを正しく使うことが相場で勝利するための一歩となりうるのです。