ブロックチェーン技術を知っていますか?
いま、最も注目されている技術の一つで、ほぼ間違いなく我々の生活に溶け込んでくる革新的な技術です。
いまわたしたちがやっていることのほとんどが、必要なくなるかもしれません。
今回の記事では、そのブロックチェーンについてわかりやすく説明していきます。
是非、最後まで読んでいただき、今後必ず役に立つ知識を手に入れてください!
ブロックチェーンとは?
まず、ブロックチェーンとは、「分散型台帳」です。
噛み砕いていうと、「分散型台帳」とは、中央集権ではなく、 ひとりひとりが情報を管理することを指します。
具体的に言うと、いままで保管していた情報などは、あるコンピュータや機関で纏められて保存されていました。当然、この場合、確実に管理者が必要ですよね?これを中央集権といいます。
一方で分散型の場合、保管しなければならない情報を全員で共有し、管理します。このことにより、核となるコンピュータもその管理者も必要ありません。全員で情報を保存することで管理するのです。
「みんなで管理するって・・・情報をみられたら困るんですが」という不安が思い浮かぶかもしれませんが、問題ありません。情報は暗号化され、他人にはわからない仕組みになっています。
例えば、AさんからBさんへ1BTCの送金が行われたとします。この場合、Cさんには送金がおこなわれたという事実がわかるだけで、AさんやBさんがどこの誰かまでは分からないようになっています。
名前からみるブロックチェーン
ではなぜ「ブロックチェーン」と言うのでしょうか?
たとえば、ビットコインでは日々売買取引が行われています。
この取引の情報は蓄積されていき、一定時間が経つと一纏めにされ、ブロックのように区切られて管理されます。
そして、前のブロックのアウトプットは、次のブロックのインプットへと繋げられ、どんどんと同じように次のブロックへと繋げられていきます。
その、ブロックが鎖で繋がれていくような、そのさまから「ブロックチェーン」という名前がつきました。
ちなみに、ビットコインのブロック生成時間は約10分に1回。
2018年5月31日現在、525212個のブロックが生成されています。
下のリンクから一番右のジェネシスブロックをのぞいて見ると、サトシ・ナカモトが自分のアドレスに初めて送った50BTCと有名なメッセージを見ることもできますよ!
ブロックチェーンのメリット
ブロックチェーンの強みを以下に挙げてみました。
- 安全
- 低コスト
- 正確な情報の共有
まず、上で説明した通り、ブロックチェーンはその仕組み上、改ざんが非常に困難であることから、安全なシステムを構築しています。仮にブロックを改ざんしたとしても、そこから繋がるブロックすべてを書き換えなければならないためです。
また、分散型のネットワークで中央集権型の媒体が必要無くなる為、その間の摩擦が少なくなります。突き詰めれば、銀行や会社などが必要なくなる為、その為の人件費や維持費が抑制することができ、劇的な低コスト化を実現することが可能です。
そして、ネットワークの全員で様々な事象、情報を管理でき、正確に無駄なく正しく共有することができます。みんなで監視し支えられる機能をもっているからこそ、たとえば、だれかの情報が欠損したとしても、他の誰かが正しい情報を補填してくれるのです。
ブロックチェーン=ビットコインではありませんが、ブロックチェーンの始まりはビットコインです。
そして、その技術の価値は現在のビットコインが証明しています。
現在、銀行、国などあらゆる組織が、このブロックチェーンについて研究を進めており、近い将来必ず日常生活に溶け込んできます。
理解を深めて、来たる時代の幕開けに備えましょう。
それから、他のアルトコインにはこのブロックチェーンを応用した様々な技術が用いられています。
是非調べて見てくださいね!