イーサリアムの未来は?基本情報・発行枚数・値動き

イーサリアムの未来は?基本情報・発行枚数・値動き コイン紹介

イーサリアム(Ethereum)ってどんな通貨?

通貨名 イーサリアム(Ethereum)
通貨単位 ETH
時価総額 6兆4109億円(2018年6月5日現在)
時価総額ランク 2015年7月30日
開発者 ヴィタリック・ブテリン(Vitalik Buterin)
発行枚数 99,881,264ETH
発行上限枚数 上限なし

登場以来、根強い人気を誇るイーサリアムについて紹介していきます。

まず、イーサリアムとはプラットフォーム型の仮想通貨になります。
カンタンに説明すると、アプリケーションを開発、売買をするための基盤となるDappsという環境を作ります。
開発者などはこの環境を利用し、アプリケーションを作成します。
ユーザーはこの環境内で購入、利用します。

このとき、このDappsのプラットフォーム内で使用できる通貨は「イーサ(ETH)」のみで、法廷通貨などでは取引できません。
つまり、プラットフォーム内のサービスを利用するにはETHが必要になる為、ETHの需要が発生し、価格の高騰に繋がっているのです。

また、ICO(仮想通貨開発の資金調達)のトークン発行にイーサリアムがベースとされている場合が多く、幅広く活躍できる需要の大きい通貨といえます。

では、なぜアプリケーション開発や売買、ICOトークンの発行に、イーサリアムを利用したいと思う人がいるのでしょうか?

イーサリアム(Ethereum)の特徴・強み

イーサリアムの強みである、スマートコントラクトについてみていきましょう。

スマートコントラクトとは、契約の自動執行です。
日本語に翻訳すると賢い(スマート)契約(コントラクト)となりますが、イーサリアムの技術は汎用性が高い為、契約だけでないとも言われる為、一概に賢い契約ととらえず、広い認識でとらえましょう。

では、契約の自動執行とはなんなのでしょうか?

イーサリアムは、P2Pシステム、つまり人と人が直接やりとりを行う仕様になっています。
ですが、知らない人同士が信用性を担保することは難しいので、仲介業者などが介入して、その信頼性を確保しています。

例えば、現在であれば契約をする際に契約書やハンコを用意し、記入、捺印、保管しなければなりません。
結局、コストや労力が増え、不毛な時間を割くことになります。

スマートコントラクトは、契約の条件さえ決めれば契約の自動執行を行ってくれます。ブロックチェーン上に契約内容とそのあとの予定まで情報として入力、保管でき、また公開して確認することができます。
また、改ざんができない仕様になっている為、信頼できる契約証明となります。

これがイーサリアム独自のシステム、スマートコントラクトになります。

多くのひとは、「最初のスマートコントラクトは自動販売機」と例えています。

自動販売機(オーナー)側は商品(サービス)を提供し、ユーザーは欲しいものを選択購入、→自動販売機が自動で契約内容にあったものを出す。
自動販売機がなかったころと比較して中間業者が必要無くなっています

スマートコントラクトも同じで、これにより、人件費の削減、低コスト化が実現します。

今後の伸びしろ

イーサリアムはプログラマブルで多くの開発者からの需要があります。
便利で使いやすく、安全であることから、ICOトークンの発行にも多く用いられています。

そのことから、重大な欠陥が見つからない限り、急に需要がなくなることのない、安定的な通貨と言えます。

また、イーサリアムはアップデートの予定が決まっている通貨です。
全部で4段階のハードフォーク(更新)があり、現在3段階目のフェーズにあります。
次の4段階目は処理能力向上の為のアップデートになります。

さらに安定した通貨になることが期待できます。

まとめ
イーサリアムの特徴はスマートコントラクトを応用した幅広い能力にあります。
今後のアップデートで処理能力がさらに改善され、プラットフォームが拡大していけば、イーサリアムがビットコインを凌駕する日がくるかもしれません。