個人に人気の新興市場~お宝銘柄を探す

個人に人気の新興市場~お宝銘柄を探す 基本情報

今回の記事は新興市場の応用編です。お宝発掘のコツをご紹介していきたいと思います。コツを会得して、自分で新興市場のお宝銘柄を探してみましょう。

お宝銘柄の探し方~ファンダメンタル編

新興銘柄でお宝銘柄を探す場合、重要になってくるのはファンダメンタル分析です。一口にファンダメンタルといっても財務から企業の将来性まで様々な分析ポイントがあります。

財務の見方

企業の財政状態を見る場合、どうすればいいのでしょうか?企業が1年に4回、3か月ごとに「決算」を出します。決算をみることで、企業の経営状態やキャッシュフローがわかるようになっています。ですから企業の財務状況や経営状態を分析するときには決算を活用しましょう。
決算ですが、「営業利益」にポイントを置きましょう。営業利益は企業の本業の状態がわかるポイントです。企業は本業が命です。また一時的に有価証券や土地などを売った売買益で数値をごまかす決算もありますが、営業利益をごまかすことはできません。

本業の状態を調べてみる

決算の他にも企業の経営状況を調べる方法はあります。例えば飲食店系の銘柄なら、実際に食べに行ってみてお店の状態や従業員の教育、味などを実際に確かめることができます。ネット系なら、自分で企業の商品を確かめたりすることもできます。
そういったリアルなことから得られる情報は一番大事です。株主としてその企業に「投資したいのか」、「応援したいのか」といったことを、自分でしっかりと確認したうえで投資することができるため、ブレることがないからです。

お宝銘柄の探し方~テクニカル編

お宝銘柄を探す場合には長期が基本なので、一見テクニカルは無関係に見えますが、そうではありません。今回はお宝銘柄と長期で付き合うために必要なテクニカル分析をご紹介していきたいと思います。

時間軸を長期に合わせる

お宝銘柄と長く付き合う場合、時間軸を長期に合わせなければいけません。具体的には「月足」で相場を見ていくということです。チャートには主に3種類、日足・週足・月足があります。その中の月足を使って分析していくことが大事です。

移動平均線(MA)に基軸を置こう

長期投資の場合、MACDやパラボリックなどの指標はあまりあてになりません。ですから移動平均線をうまく使っていきましょう。具体的には月足の移動平均線が上から12・60・120MAの順番できれいに上向きの銘柄に投資するように心がけましょう。

お宝銘柄の紹介

ここでは実際に今から化けそうなお宝銘柄をご紹介していきます。

ホットリンク(3680)

SNSや掲示板の投稿データを監視・活用するクラウドサービスを提供している企業です。企業内容は一見地味ですが、企業の仕事内容が多分野にわたっているので、いろいろなセクターで取り上げられるためニュースに取り上げられやすい企業になっています。PERとPBRでは割安感はありませんが、業績は上々ですので問題はありません。基本新興銘柄は割高が好まれる傾向があります。

テクニカル的には、755円の節を抜いて上場して初のセカンダリー相場の様相を示しています。長期でも、短期でも面白い銘柄であると思います。また貸借銘柄ですので、万が一下落に転じたとしても空売りでヘッジをかけることができるので使い勝手の良い銘柄であるといえます。
まとめ
今回は新興銘柄で実際にお宝銘柄を発掘するコツをご紹介してきました。基本長期銘柄を探すという作業になりますので、配当や優待なども考慮に入れるとよいかもしれません。記事を参考にして、ファンダメンタル&テクニカル両面で「これだ」と思える銘柄を探してみてください。